横綱の「綱」の重さ、平成以降の最重量は曙の20キロ…大の里の綱打ちから比較した歴代横綱の「綱」
2025年5月29日(木)16時39分 スポーツ報知
体重212キロの曙の綱は20キロだった(写真は曙の新横綱場所となった1993年5月9日、夏場所初日)
大相撲の第75代横綱に昇進した大の里(二所ノ関)の新しい綱を作る「綱打ち」が29日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で行われた。真新しい綱は4・22メートル、7・2キロだった。綱打ちは所属する二所ノ関一門の力士らによって実施され、綱をより合わせるようにして作られる。
平成以降の横綱は第63代・旭富士から第75代・大の里まで13人おり、最も綱の重量があったのは第64代・曙の20キロで、長さも5・5メートルと巨大だった。223キロで最も体重が重かった第67代・武蔵丸は重さ14キロ、長さ4・5メートル。歴代横綱の中でも最多勝利数1187を誇る第69代・白鵬の綱の長さは曙と並ぶ5・5メートルだったが、重さは13キロと“細マッチョ”だった。
大の里は夏場所で2場所連続4度目の優勝を果たし、28日に昇進が決定した。30日に東京・明治神宮で新横綱の推挙式と奉納土俵入りが行われ、昇進後初めて公の場で雲竜型を披露する。
◆平成以降の横綱の綱の重さ
代 横綱 昇進年月 重さ(キロ) 長さ(メートル) 体重
63 旭富士 90・7 15 5・0 143
64 曙 93・1 20 5・5 212
65 貴乃花 94・11 13 4・5 145
66 若乃花 98・5 12 5・0 131
67 武蔵丸 99・5 14 4・5 223
68 朝青龍 03・1 7 4・0 137
69 白鵬 07・5 13 5・5 155
70 日馬富士 12・9 8・7 4・5 133
71 鶴竜 14・3 6・2 4・0 154
72 稀勢の里 17・1 6・4 4・1 175
73 照ノ富士 21・7 ー ー 177
74 豊昇龍 25・1 7・8 4・1 149
75 大の里 25・5 7・2 4・2 191