STVV藤田譲瑠チマ巡り争奪戦?「すでに接触」シュツットガルトの他に2クラブ関心
2025年5月23日(金)6時49分 FOOTBALL TRIBE

ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属MF藤田譲瑠チマは、6月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本代表に招集される見込み。MF遠藤航(現リバプール)の古巣VfBシュツットガルトへ移籍する可能性が報じられる一方で、欧州2クラブからの関心も取りざたされている。
ベルギーメディア『Voetbal』は5月19日に「ギリシャ1部AEKアテネが藤田の獲得に向けて、すでに最初の接触があった」と報道。両者の間で交渉が進んでいるとみられるが、オファーの有無には触れていない。また、トルコメディア『イーグルメディア』が16日に伝えたところによると、同国1部ベシクタシュが藤田を獲得候補にリストアップ。日本代表ミッドフィルダーの市場価値は220万ユーロ(約3億5,800万円)だというが、こちらに関しても正式オファーが提示されたかどうか不明だ。
一方、一部で報じられているシュツットガルト移籍の可能性を、日本代表OBの内田篤人氏はポジティブに受け止めている模様。同氏はインターネット動画配信サービス『DAZN』制作番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」で、「ドイツはいい選手もレベルがガッと上がるけど、ちゃんとプレーできる選手なら対等に評価してくれる」とさらなるステップアップ移籍への足掛かりとなる可能性を指摘した。
藤田本人は2024年5月、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』のインタビューで「アーセナルのようなクラブでプレーすることが究極の夢であることに変わりはない」「最大の目標はプレミアリーグでプレーすること」などとコメント。プレミアリーグでのプレーを最大目標に掲げているだけに、内田氏のコメントを踏まえると、ブンデスリーガ移籍により同選手の夢が実現する可能性が高まるとみられる。
ベルギー1部リーグやパリ五輪で結果を残した一方、森保ジャパンでレギュラー定着に至っていない藤田。2025年夏の移籍は確実とみられるが、AEKアテネやベシクタシュの出方次第では争奪戦に発展する可能性も考えられる。